業務システム構築(1) 2/11

世の中には色々な業務システムが存在し、様々な開発方法をとっていると思います。ここでは中企業〜大企業までの複数部門にわたる業務システム開発に関することがらに触れていきたいと思います。

業務システムの開発手順

業務システムを構築する場合以下のような手順を踏んでいくと思います。

  1. 業務システムのイメージ構築
  2. 業務システムのイメージを元に稟議書作成し社内での検討
  3. 業務システム構築の決定
  4. 社内開発体制の決定
  5. 外注の選定
  6. 外注の開発体制決定
  7. 要求仕様の検討と決定
  8. システム設計
  9. 開発と手直し
  10. 社内運用体制の決定
  11. 検証
  12. 運用開始

 

社内開発体制

業務システムの開発が決定されると、次に行われるのは社内開発体制の構築です。ここでポイントとなるのは

  1. 開発時には要求仕様の調査検討、開発中のシステムの手直しと運用体制の検討なとかなりのマンパワーがかかります。
  2. 複数部署にまたがるシステムの場合、システム開発の話だけではなく、業務フローの見直しを行う必要がかならず出てきます、その場合部署にまたがる業務フローの見直しを行える権限者が必要となります。

理想としては、社長直下のプロジェクトチームとし、コアメンバーは一旦、現業部門からはずし専任とします。

現実には兼務が多く、ここの部分はこの部署、この部分はあの部署と権限もメンバーも分散され、仕様ひとつ決定できない体制のまま、開発を進めてしまうこともありますが、こうなってしまうとなかなか大変です。