ルール 4/7

  最近立て続けにプロジェクトマネジメントについて色々書いていますが、そろそろ息切れかもしれませんが、もうすこしがんばります^_^ 今回はルールについて書いてみようと思います。

 プロジェクトを運営していくと技術的にもドキュメント作成に関しても、組織運営においても、最初に決定しておかなければならないこと(たとえばソフト開発ならOSはなににするか、プラットフォームはWEBベースにするのか.NETにするのかなど)はたくさんありますが、最初にすべて決めておくこともまた難しいです。そこで、前回話したように評価基準をあらかじめ決めておいて、その都度判断していくことが必要です。

 しかし、評価基準はなにか判断するときに必要なものですが、なんでもいいけど、とりあえずみんな会っていないとあとでわかりにくくなってしまうことなどはルールを決めてルールに則って運営していくと楽です。(もちろん、なにかあったときに評価基準に従って判断するというのもひとつのルールですが・・・)

 鉛筆一本購入するのにいちいちリーダ・マネージャの決済が必要になったら面倒ですが、じゃどこまでならいいのか、やはり決めておかなければいけません(もっともこの例は複数の会社・組織にまたがったプロジェクトの話で普通は、会社で決まっているでしょう)

 プロジェクトで決めておかなければいけないルールとしては

定期的なこと:スケジュール関連(定期打ち合わせと参加メンバーなど)
不定期なこと:問題発生時の対応方法(誰にどのタイミングで誰に通知するかなど)
人事関連(複数の会社・組織にまたがったプロジェクトの場合など)

大雑把に分けるとこんなものです。しかし細かいところを決定していくと面倒ですが、先人や以前やったプロジェクトから大体決められます、ただ、直感的でわかりやすくないと無視されてしまうので、やはり企業文化というものが重要になります。

 さて、プロジェクトマネージャとしては、ルールの決定権を事実上持っているはずですが、やはりマネージャの悲しいところでメンバーや関連部署に守ってもらえるような形で決める必要があります。ここらへんが微妙にして難しいところで、結局一言でいうならプロジェクトマネージャの人間性ということになってしまいます。では簡単すぎるので無理を承知でまとめてみるとプロジェクトマネージャ=ルールメーカーに必要な資質は

自分が一番下っ端で、メンバーと関連部署が気持ちよく仕事をする環境を作ることが仕事であると心得ていること
怒鳴りつけられても無視されても平然としていられる図太さを持っていること
時に開き直ることも出来ること
必要だと思ったら、誰が相手でも喧嘩(もちろん暴力は駄目)することをいとわないこと
自分のミスは素直に認められること

まあ、子育て中の親みたいなものですね。ルールは決めてそれに従う、でも守れない場合みんなが納得できる形ですぐ修正する。ルールメーカーとしてはこれだけなんですが。人間なのでつい意地をはったりしてしましますが、そこらへんをクリアするとまた人間としても一回り大きくなります^_^;

 というわけで本日はこれまで